
こんにちは、もきちです。
今回はリフォーム営業のノルマについて少しお話ししようと思います。
ノルマって、なんだかマイナスなイメージがありますよね。
ノルマを達成しないと上司に怒られる、定時に帰らせてもらえない…なんて話を聞いたこともあるのでは?
この記事ではノルマに対して不安や、ノルマがあることへの疑問、嫌悪感を解消できる内容にお届けしようと思います。
・ノルマを達成できないとどうなる?
・ノルマはどのように設定されているのか?
ノルマを達成できなくて悩んでいる…という方はリンクの記事を参考にしてみてくださいね
早速いってみましょう!
リフォーム営業にノルマはつきものです

最初から厳しいことを言うようですが、リフォーム営業をするならノルマ(=目標)からは逃れられないでしょう。
ノルマとは、会社の運営する上で計算して導き出された数字なんです。
詳しくは後述します。
ノルマがない企業もある
例外的に、ノルマがない企業も少なからずあります。
ノルマがない、というよりは個人ノルマがない、ですね。
個人ノルマがない代わりに、部署や営業所単位のノルマ、目標が設定されています。
個人ノルマがない会社は、個人的な負担は少ない利点があります。
ですがそのかわり、見返りとなる「インセンティブ」はあまり期待できないでしょう。
ノルマがないリフォームの職種

リフォームの仕事に興味はあるけど、ノルマは絶対嫌だ〜〜っ!!
リフォーム営業にはノルマがありますが、リフォーム会社には営業以外の職種もたくさんあります。
参考までにご紹介しておきますね。
・プランナー
・設計(orパース)
・施工管理
・積算
・広報担当
・事務
などなど
▽リフォーム営業以外の職種がきになる方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね
ノルマが達成できないとどうなるの?

ノルマが達成できなかったらめちゃくちゃ怒られそう…。下手したらクビかもっ!!?
上司に詰められるor怒られる

もっと売ってこい!ノルマ達成できるまで家には返さんからなっ!!

いまどき、家に返さないとか言うひとは絶滅危惧種でしょうね
ノルマが達成できないとどうなるかと言うと、やっぱり怒られます。
月末にノルマが達成できていないと正直、帰りづらい、気まづい、っていうのはあります…。
インセンティブがもらえない
インセンティブは自分の売り上げに対する報酬ですので、ノルマがクリアできていないと当然、もらえません。
ノルマに追われるのは営業職の辛いところです。
ですが逆に、ノルマがクリアできればインセンティブとして見返りがもらえるのが他の職種にはない、営業職の魅力だと思います。
会社が運営できなくなる
会社は、営業職にノルマや目標を課すのは、なにも嫌がらせではありません。
一定以上の売り上げがないと、会社の運営ができなくなってしまうから、営業に対してノルマをもうけているんです。
あとで詳しくお話ししますが、会社の運営にかかるお金がどのくらいなのかを知っておくと、ノルマに対するイメージが変わると思いますよ。
1年を通してノルマを達成できればOK!
会社により制度が異なるので、一概には言えませんが、ほとんどの会社では、半年or1年単位で売り上げを計算します。
1年間のトータルした売り上げが、1年分の目標金額を達成していればインセンティブがもらえる、といった具合です。
1ヶ月ノルマがクリアできなかったからといって落ち込む必要はありません。
他の月で取り返せるように頑張りましょう。
ノルマはどういう基準で設定されてるの?

先ほどちらっとお話ししましたが、ノルマは会社の運営に必要な金額をもとに設定されています。
ここからはノルマを設定する基準となる、会社運営にかかる経費について詳しくお話ししていこうと思います。
ノルマの構造を知っておくと、ノルマに対してをモチベーションが保ちやすくなりますよ。
・リフォーム営業にかかる経費
・会社運営にかかる経費
・サポート社員の給料
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
リフォーム営業にかかる経費
まずはリフォーム営業に直接関わる経費からご紹介します。
制服代
リフォーム会社だと、社名の入った制服があるところが多いです。
会社によっては、持ち歩くことが多い「メジャースケール」や「カッター」、「うち履き」を用意してくれるところもありますね。
通信費
通信費の項目はこちら。
・スマホ、パソコンなどの代金(もしくはリース代金)
・スマホ、パソコンの通信費
・インターネット回線費
・代表電話の回線費
通信費だけでも、かかっている経費項目は以外と多いんです。
交通費
移動にかかる電車賃、車のガソリン代、高速費、駐車場代…
リフォーム会社は打ち合わせや工事での移動が多いので、交通費はかなりかかります。
通勤手当が出る会社も多いですよね。
必要備品費
ボールペンやプリント紙などの事務備品から、工事や調査に使う脚立、工具など、リフォーム会社ならではの備品もあります。
備品関係は、一つ一つは大した金額ではなくても、積み重なればそれなりの金額になります。
法定福利費(健康保険、厚生年金etc)
みなさんがもらっている給料からは、健康保険や年金、税金が差し引かれていますよね。
給料から差し引かれる物の中で、「法定福利費」として、会社に負担が義務付けられているものがあります。
・健康保険
・厚生年金
・介護保険料(※40歳から)
・雇用保険料
・労災保険料
給料
言わずもがな、みなさんのお給料ですね。
会社の運営に必要な費用
次は会社運営に直接関わってくる費用の内訳です。
家賃、水道光熱費
毎月必ずかかる、本社や営業所等の家賃や水道光熱費です。
リフォーム会社の場合、ショールームを併設している営業所も少なくありません。
ショールームがあれば、それだけ面積が増え、家賃も大きくなります。
税金
・法人事業税
・固定資産税
・法人税(所得税)
・法人住民税
・自動車税(自動車所得税)
・自動車重量税
・印紙税
・登録免許税
etc
ややこしくなるので、詳しくは説明しませんが、会社にはいろんな種類の税金が義務付けられています。
覚える必要はありませんが、「こんなのもあるんだ、ふんふん…」くらいの気持ちで見てみてください。
営業車費用
営業車の購入費(もしくはリース費)や維持費です。
リフォーム業だと、現地調査時に脚立や工具を持っていったり、工事の材料を運んだり…車は必須アイテムです。
広告宣伝費
チラシやHP、その他いろんな媒体がありますが、ほとんどの会社は集客のために広告を出しています。
金額は媒体や地域により異なりますが、例えば…
チラシを1枚配るのにかかる費用はおおよそ3円です。
ただしチラシの反響率は、配ったチラシの枚数に対して1%あれば良い方だと言われます。
ですので、100人のお客様を集客するためには
100(人) ÷ 1(%) = 10000(枚)
10000枚配るために必要な金額は
10000(枚) × 3(円) =30,000(円)
となります。
サポート社員の給料
リフォーム会社には、営業のほかにも様々な職種があります。
直接的に利益を生むことはありませんが、なくてはならない職種です。
わかりやすいように、ここでは「サポート社員」と呼ぶことにします。
今回は代表的な職種のみご紹介しますね。
事務員
営業のサポートや、営業所全体の事務仕事、雑務を担当してくれるのが事務員さんです。
事務員さんがいてくれると、営業の実務負担はかなり軽減され、営業活動に専念できます。
施工管理
受注した工事の、発注〜進捗の管理、工事の申請作業など、工事関連のことを担当するのが施工管理です。
小規模リフォーム専門の会社では、営業が兼任することが多いですが、フルリノベーションまで請け負う会社では基本的に施工管理がいます。
経理
従業員の給料や、税金など、先ほど触れた経費全般を管理するのが経理です。
会社にとって、正確なお金の管理は何よりも重要です。
人事、総務
新たな従業員を雇ったり、雇うための活動を行うのが人事です。
総務は、会社がスムーズに運営する方法を考えたり、社員が働きやすい環境を作りをするなど、会社全体の包括的に管理します。
ノルマは会社を運営するための必要経費

ここまで見ていただいたあなたは、なぜノルマや目標が設定されているのかが理解できたかと思います。
漠然とノルマをこなすよりも、ノルマが設定されている背景を知った方が、モチベーションの維持に良いかと思いましたので、今回は「リフォーム営業のノルマ」について取り上げてみました。
実際僕も、ノルマに挫折しかけた時に、上司からノルマの話をしてもらうことで気持ちが楽になった経験があります。
この記事を読むことであなたの、ノルマに対する疑問や嫌悪感が、改善できていれば幸いです。
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